オオキヨズミシダ

このページではシダ植物のオオキヨズミシダを掲載しています。

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 オシダ科イノデ属の中の、オオキヨズミシダとヒメカナワラビ、そしてオニイノデの3種はとてもよく似ています。ヒメカナワラビとオニイノデは好石灰岩植物と考えられ、口丹波でもやはり石灰岩が含まれた地層の岩上で見られます。オオキヨズミシダはどうなんでしょう? ずっとオオキヨズミシダを探していたのですが、ヒメカナワラビの群生地やその近くでは見つかりませんでした。


オオキヨズミシダ

オオキヨズミシダ(2016年2月 亀岡市)


 山麓川沿いの明るい林縁で見つけることができました。オオキヨズミシダは1ヶ所に5株ほど生えていました。


オオキヨズミシダ

オオキヨズミシダの葉(2016年2月 亀岡市)


 葉を切って持ち帰りました。オオキヨズミシダの葉柄は葉身よりも短いのが普通のようで、この葉はその条件を満たします。しかし実際には葉柄と葉身の長さがほぼ同長のものもありました。


オオキヨズミシダ

葉身の裏面(2016年2月 亀岡市)


 葉の裏面につくソーラス(胞子嚢群)は、葉先の方から下方へ向かって順番につくそうです。ヒメカナワラビは正反対で、下方から上方に向かってついていきます。


オオキヨズミシダ

羽片につくソーラス(2016年2月 亀岡市)


 各羽片でも、オオキヨズミシダのソーラスは、先端部分から順に基部へ向かってつき、ヒメカナワラビは基部から先端へ向かってついていくようです。

 ただ、確認する葉の裏面全体にソーラスがついていれば、この2種を区別するのは難しく、私にはできません。

 上の2種とオニイノデとの区別は、中軸裏側につく鱗片の形や色でできます。2種の鱗片は線状で黒色(黒褐色)で、オニイノデの鱗片は披針形で褐色(基部は黒褐色)です。


オオキヨズミシダ
オオキヨズミシダの中軸の鱗片(2016年2月 亀岡市)

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 オオキヨズミシダは特に希少種に指定されてはいませんが、大変見つかりにくいシダだと思います。最も多いヒメカナワラビも口丹波ではやや稀なシダなのに加えて、区別するポイントがソーラスだけなので、タイミング良く出会えなければ種を同定することができません。

 関連記事として、ホームページにはよく似た3種のページを作成しています。

 ヒメカナワラビのページ    オニイノデのページ     オオキヨズミシダのページ


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