変なカラスウリ

このページでは少し変わったカラスウリを掲載しています。

カート


 カラスウリはツル性の野草で、民家の垣根や竹藪の縁なので、秋から冬にかけて赤く熟した果実をぶら下げているところをよく見かけます。当地ではカラスノマクラと呼ばれ、民家に生えれば雑草扱いされますが、昔から親しまれてきた植物でもあります。

 果実はよく見るのに、花は見たことが無い。長く田舎で暮らしていても、そんな人は大勢います。それもそのはずで、カラスウリの花は日没後、辺りが真っ暗になってから開き、朝になるとしぼんでしまいます。白色の大きな花なので、見る機会が少ないのは残念な気がします。


カラスウリ

カラスウリの花(2013年8月 亀岡市)


 カラスウリの花は花弁の縁が糸状に細く裂けて、長くまた柔らかくレース状に広がり、ライトを当て、白く浮き上がった花はとても神秘的です。


カラスウリ

カラスウリの葉(2014年8月 南丹市)


 普通、カラスウリの葉はこのように浅く3~5裂して、葉の表面は艶が無く、毛が生えているのでザラザラしています。


カラスウリ

カラスウリの葉(2014年8月 亀岡市)


 そして普通の葉に混じって、たまにこのような中裂するものが現れたりもします。


 さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題になります。

 京都府内にはカラスウリの仲間は3種類自生していて、それはカラスウリ、キカラスウリ、モミジカラスウリの3種です。カラスウリはごく普通種で一番多く、キカラスウリは名前の通り熟した果実が黄色をしています。またモミジカラスウリは葉が掌状に中裂~深裂します。府のレッドデータブックではキカラスウリは要注目種、モミジカラスウリは絶滅寸前種にランクされ、特にモミジカラスウリは希少な植物です。

 今年、山間部の道端でこんなカラスウリを見つけました。


カラスウリ

すべてが掌状に深く裂けた葉のカラスウリ(2014年7月 南丹市)


 見つけた時はてっきりモミジカラスウリだと思い込んで、すごく嬉しく思ったのですが、次に花を観察した時に疑問が生じました。


カラスウリ

すべてが掌状に深く裂けた葉のカラスウリの花(2014年8月 南丹市)


 花がまるっきりカラスウリの花だったのです。花弁の裂片がこれほどレース状に広がるのは3種の中ではカラスウリが持つ特徴です。またこれは雄花ですがガク筒も長く、キカラスウリやモミジカラスウリとは違うように思えました。

 これはカラスウリの変異個体と呼べるのかも知れません。葉の中には下の画像のように、とてもカラスウリとは思えないほど深裂したものも多く混じっていました。


カラスウリ
変なカラスウリの葉(2014年8月 南丹市)

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カラスウリ
 ウリ科カラスウリ属の多年草で、地下に大きな芋がありデンプンなどの養分を多く貯蔵しています。この変なカラスウリを見つけてから、同じような葉のカラスウリが亀岡市内でも見つかりました。探せば結構あるのかも知れませんが、何とも紛らわしいカラスウリです。


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