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ホームページ「口丹波の社」の管理人アタの雑記帳。
ユキワリイチゲの記事を書くのは今回が2度目です。前回は確か2011年春だったと思いますが、その時の画像はわち山野草の森の園内で咲いていたものでした。
それ以来、これまで野生のユキワリイチゲを見つけたいとずっと思っていたのですが叶わずにいました。それが今年の2月下旬から今日までに幸運にも自生地が2ヶ所も見つかり、今年は春から縁起がいいと喜んでいます。
ユキワリイチゲ(2015年2月)
2月、最初に見つけた自生地のユキワリイチゲです。ここは低山の北側斜面で、木々も生い茂って終日陽が差さないような薄暗い場所でした。近くには陰湿な場所に生えるシダ植物やミヤコアオイ、ネコノメソウの仲間などが多く見られます。
ユキワリイチゲ(2015年2月)
中にはこうしてツボミをつけたものがありましたが、おそらく殆どのユキワリイチゲは花弁(正確には萼片)を平開することはないと思われます。
花の画像を撮りたかった私としては、花が平開してくれないと困ったなぁ~と思っていたのですが、3月に入って新しく見つけた自生地は、陽当たりの良い丘陵地の斜面で、多くの花と出会うことができました。
ユキワリイチゲの群生地(2015年3月)
大きな群落でした。近くにはセリバオウレンもたくさんあって、上手く棲み分けているような印象を持ちました。
ユキワリイチゲの花(2015年3月) |
ユキワリイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)
早春に開花する背の低い植物です。京都府では準絶滅危惧種とされ、自生地は少ないようです。上記2ヶ所の自生地は、初めて歩いた場所ではなかったのですが、季節がずれていたためにこれまで発見できませんでした。
いよいよ野草の花に出会える季節が始まりました。今年はどんな新しい出会いが待っているのか楽しみです。
ユキワリイチゲはホームページにもページを作りました。よければHPのユキワリイチゲもお訪ね下さい。