アオキ

クリックで救える命がある。

 源水の大スギのある導観稲荷神社の、手水の傍に植えられているアオキがたくさんの赤い果実をつけていました。丹波地方でアオキは、あちらこちらで見ることのできる低木ですが、これほど多くの果実をつけた美しいアオキを見たのは初めてでした。日陰になった場所でよく目にするアオキですが、今回はまぶしい日溜まりの中で、それぞれが2cmほどの卵型をした果実がツヤツヤと輝いていました。

 管理人がまだ子供の頃の葬式は亡くなった方の家で営まれ、亡くなった方は地区の墓地に土葬されていました。家での葬儀が終わり和尚を先頭にジャバラや太鼓を鳴らしながら墓地まで葬式行列なるものが行われたのですが、その行列で持たれる弔いの花の中には必ずこのアオキがあったように記憶しています。最近の葬式は殆ど互助会の斎場で営まれるようになり土葬の風習もなくなりましたが、それでも中には自宅で葬式をされる家庭もあります。その場合地区内で亡くなった方の家と同じ念仏講に入っている人たちによって手分けして葬式の準備がされるのですが、その中で生花として必ずアオキが用意されます。これは花のない冬の季節でも青く、また赤い実をつけて美しいアオキが昔は重宝だったから利用されたのが、伝統として地域に残っているためだと思います。
 そういうこともあって子供の頃から管理人は、アオキに対してどちらかというと暗いイメージを持ち続けていました。しかし最近になってアオキを庭に植えておられる方の気持ちがわかるようになりました。庭の中で冬に主役になれる木の1つだと思います。

アオキ

鳥居の朱とうまくマッチングしているアオキの果実


アオキ

導観稲荷神社のアオキ(2月)

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アオキ(ミズキ科アオキ属の常緑低木:最大樹高2m程度)
 日本原産で、ほぼ全国で見られます。葉だけでなく枝まで緑色をしているのがこの木の特徴です。 花期は春(3~5月頃)で花の色は茶褐色とあまり目立ちません。 液果(果実)は秋頃から徐々に赤くなり春が来るまで楽しめます。果実がヒヨドリのような鳥の食害に遭わないのは鳥の好む味ではないためだと思います。アオキの葉は高野山に伝わる苦い健胃薬の陀羅尼助の原料の1つなのだそうです。
 葉が斑入りのものや果実の色が白や黄色の園芸品種も売られているそうで、アオキは海外でも園芸用に輸出され栽培されています。

  

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