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ホームページ「口丹波の社」の管理人アタの雑記帳。
先日近くの山裾を歩いていると、ヤブサンザシの果実が色付き始めていました。
ヤブサンザシ(2014年9月)
ヤブサンザシが生えている場所は、日当たりの良い荒地のような斜面で、周囲には夥しい数のメハジキが群生しています。ヤブサンザシはユキノシタ科の樹木ですが、湿った場所を好むこの科の多くの仲間とは、随分とかけ離れた環境で生育する樹木です。
ヤブサンザシの葉(2014年9月)
このヤブサンザシを始めて見たのは去年の晩秋でした。その時は名前が判らず、赤く熟した果実を見ながら、来年は花を見ようと思ったのですが、うっかりしていて結局今年は花を見ることができませんでした。ヤブサンザシの花は地味な緑色をしているようです。花はまた来年まで持越しです。
ヤブサンザシ(2014年9月) |
ヤブサンザシ(ユキノシタ科スグリ属の落葉低木)
本州、四国、九州の山地に分布しているようです。雌雄異株でまとまって生えていることは稀なようで、画像のヤブサンザシの近くにも、同じものは見つかりませんでした。樹高はせいぜい1㍍ほどの低木です。根元近くからよく枝を分けて、背は低いですがそれなりのボリューム感はあります。花は春の終わり頃から初夏に咲き、秋に果実が赤く熟します。