ヒメサジラン

このページではシダ植物のヒメサジランを掲載しています。

カート


 3月に入って少し春めいてきました。山麓を歩くとセリバオウレンが開花していたりして、ちょっとウキウキしてきます。山間部の雪もそろそろ消えてきたのではないかと思い、今年初めて右京区京北の林道を歩きました。道の脇や日陰にはまだ根雪が残っていて、空気も冷たかったのですが、それでも植林された林の下を歩くことができるまでになっていました。

 今の時期に深い山を歩いても、イチリンソウやニリンソウのような早春植物すら芽を出すか出さないかのタイミングで、花など見つかる訳はありません。歩いた林道では、もうすぐ林床一面にミヤマカタバミが咲き、数種類のネコノメソウの花も見られます。今回はその下調べのような意味合いで歩いてみました。

 まだ出ていないフタバアオイの葉を探したり、イチリンソウの芽を探したり、また時々渓流を覗き込んではアマゴの姿を求めたりしながら歩いていると、小さなシダ植物が目にとまりました。


ヒメサジラン

コケの上に生える小さなシダ(2014年3月)


 最初はサジランかと思いました。でもちょっと大きさや形が違うかな? とも思えました。なぜか私はこんな感じのシダが好きで、見つけると必ずカメラを向けています。

 帰ってから自分なりに調べて、ヒメサジランではないかと思い、普段からお世話になっている方にお尋ねしたところ、間違いないというお答えを返していただきました。


ヒメサジラン

ヒメサジラン(2014年3月)


 ヒメサジランは芦生には多いそうですが、右京区京北での発見は稀とのこでした。京都府のRDBではヒメサジランは準絶滅危惧種にランクされています。


ヒメサジラン

ヒメサジラン(2014年3月)


 今の時期は、葉を裏返してもソーラスはついていません。葉は先の方が幅の広い形をしていて、ソーラスはその広い部分につくようです。また葉は表側を見ても艶のない褪せた緑色をしていますが、年中こんな感じの葉のようです。

 近くを探しても、これ以上ヒメサジランを見つけることはできませんでした。繁殖力の弱いシダだけに、この先順調に株が増えていくかどうか心配なところです。


ヒメサジラン
ヒメサジランの葉裏(2014年3月)

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ヒメサジラン(ウラボシ科サジラン属の多年草)
 全国に分布していますが、北海道や本州の北部では稀な常緑のシダ植物。
 原生林の樹幹や渓流沿いの岩肌に生えるコケの中に根茎を長く這わせています。葉は単葉で無毛。長さ3~8㌢程度の小さなシダです。よく似たサジランの葉はこれよりもずっと大きいです。今回見つかった場所は渓流近くの岸壁で、近くにはチャセンシダが多く生えていました。


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