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ホームページ「口丹波の社」の管理人アタの雑記帳。
野鳥の記事を書くのは久しぶりです。冬季は山から下りて来る小鳥が多く、また鳥たちを観察する時に邪魔になる木々の葉も少ないので野鳥観察にはいい時期なのですが、偶然野鳥と出会っても、カメラを取り出す前に逃げられてしまうことが多くて、残念な思いをすることが殆どです。
しかし今日はたまたまおっとりとしたハクセキレイがいたので、ピンボケながら写すことができました。
ハクセキレイ
田んぼに置かれたスリヌカ(モミガラ)に、数羽のハクセキレイが集まっていました。ハクセキレイはスリヌカがお気に入りのようで、こうした光景はよく見かけます。
ハクセキレイ
管理人が子供の頃は、身近な野鳥でセキレイと言えばセグロセキレイでした。図鑑でハクセキレイを見た時、いつかこの小鳥も見てみたいと思ったものです。ハクセキレイはもともと関西方面に棲息していませんでした。地球温暖化が原因かどうかは判りませんが、北海道から徐々に日本列島を南下してきた鳥で、1980年代前半に府内で撮られた画像を見たことがあるので、それ以前には京都府にやって来ていたようです。
そして今では、セグロセキレイの姿はあまり見かけなくなり、ハクセキレイは普通に見られるようになりました。セグロセキレイは単独でいることが多いですが、このハクセキレイは小さな集団でいることが多いように思えます。
ハクセキレイ |
ハクセキレイ(セキレイ科セキレイ属)
別名は淡墨鶺鴒(ウスズミセキレイ)。冬羽は夏羽に比べると淡色なのだそうです。口丹波では冬に多く見られますが、夏に見かけることもあります。おそらく当地で繁殖もしているのでしょう。体長は20㌢ほどで、頭頂から後頭部、そして背にかけて黒色で、前頭部(額)は白く、嘴の付け根から後方に流れる細い過眼線が目立ちます。過眼線下部から喉の部分が白いので、セグロセキレイとは容易に区別できます。またセグロセキレイは本種よりも1回り躰が大きいです。
大小河川や湖沼など水辺の近くでよく見られますが、稲刈り後の水田を忙しそうに歩く姿もよく目にします。セキレイの仲間では、他にキセキレイが口丹波には棲息しています。