フラスコモ

このページでは藻類のフラスコモを掲載しています。


 先日、家から車で約30分ほどの山間部にある小さな溜池を訪ねました。この池で見られる水性・湿性植物は、あまり種類は多くありませんが、希少なヒツジグサをはじめ、他では見かけないミズハコベが多く自生していて、お気に入りの溜池です。この溜池のことは10月29日にも当ブログに書きましたが、12月に入り、池の姿はどう変化したかが見たくて、それ以来の観察です。


フラスコモ

京北の溜池(2013年12月)


 前回から1ヶ月以上経過し、しかも冬に入ったにも関わらず、溜池の景色は殆ど変わっていませんでした。強いて言えば、ヒツジグサの大きな浮葉の数が減っていたことぐらいです。水中では無数のマツモムシが元気に泳ぎ回り、小さなゲンゴロウの仲間の姿も見られました。


フラスコモ

京北の溜池(2013年12月)


 水中で目立つ植物はミズハコベとヒルムシロの仲間の水中葉です。そしてよく見ると、それら植物の下に、グランドカバーのように繁茂しているものがあります。今まではまったく気にもしていなかったのですが、今回気まぐれに手ですくってみると、それはどうやらフラスコモのようでした。


フラスコモ

溜池の浅い場所の底に生えるフラスコモ(2013年12月)


フラスコモ

フラスコモ(2013年12月)


 この時点では、これがフラスコモかシャジクモかは不明でした。そこで1掴み持ち帰ってよく見ると、小枝の先でも分枝しているが判り、フラスコモの仲間だと確信できました。


フラスコモ

フラスコモ(2013年12月)


 一見、マツモのような沈水性の水草っぽい姿をしています。しかしこの仲間はシャジクモ科という科に属する藻類です。藻類は自ら光合成を行います。しかし樹木や草のような種子植物でも、シダ植物でも、コケ類でもありません。京都府の自然環境目録にはこの藻類という項目がないので、どのような種類の藻類が自生しているのかは不明ですが、結構たくさんの種類があるんじゃないかと思っています。

 この仲間の凄いなぁ~と思えるところは、小枝が輪生状に出ているところが節で、節から次の節までの間がたった1個の細胞でできているところです。とってもでかい細胞です。人体などで肉眼で見える細胞なんて無いですからね。驚きです。こんな生物が身近にいるとは、とても面白いことに思えます。


フラスコモ
フラスコモ

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フラスコモ(藻類 シャジクモ科フラスコモ属)
 フラスコモにも何種類かあるそうですが、詳しくは判りません。水槽などでは、マツモやオオカナダモのように育成しやすいようですが、草食性の魚を同居させるとすぐに食べ尽くされるのではないかと思えるほど、繊細で柔らかい生物です。
 かつては水が張られた水田などでも普通に見られたそうですが、圃場整備された口丹波の水田ではまだ見たことがありません。この山地の溜池のように魚が住んでいなくて、ひっそりとした場所では旺盛に繁殖しています。


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