マツグミの花

このページではヤドリギ科のマツグミの花を掲載しています。

カート


 マツグミは口丹波では主に赤松に半寄生していることが多い宿り木の仲間です。近年、赤松はマツクイムシによって大きな被害を受け続け、成木の多くは立ち枯れし、その木に頼って生きているマツグミもまた、急速に数が減少しています。そのため京都府のレッド・データブックでは準絶滅危惧種のカテゴリーに入れられています。

 マツグミは通常は、赤松など針葉樹の高い部分の枝や幹にあって、小さなマツグミの花や果実を観察するのは難しい植物です。しかし管理人の家にごく近い山には、背丈よりも低い場所で見られるマツグミがあり、今回は花の観察に出かけました。


マツグミ

花期を迎えたマツグミ(2013年7月)


 枝には無数の花がついていました。枝からのびた短い花序に、1~4個の花柄のある花がついています。花は鮮やかな赤色で、花被の先端は緑色をしています。開花はこの緑色の部分が4裂して上の方に並んで反り返ります。


マツグミ

マツグミの花(2013年7月)


 面白い形をした筒状花です。めくれ上がった花被の先端は、まるで剥いたバナナの皮のようです。1個の花の長さは約2㌢ほどあります。


マツグミ

マツグミの花(2013年7月)


マツグミ

花被の先端が割れ、開花直前のもの(2013年7月)


マツグミ
マツグミの開花(2013年7月)

にほんブログ村 花ブログ 山野草・高山植物へ



マツグミ(ヤドリギ科マツグミ属)
 常緑の広葉樹で、生長に必要な水分や栄養分は宿主から奪い、光合成は自らが行う半寄生植物です。京都府では今や希少種となっていますが、幸いなことに管理人の住む地域では、まだ多く見ることができます。画像のマツグミもまだ若い赤松の木に寄生しているので、あと数年は大丈夫じゃないかと思っています。ただそこにあることが判っていても、それが高所ではなかなか花や果実の観察までできない難しい植物です。
 花の後に実る果実は、翌年に赤く熟します。その実を小鳥が食べて、遠くの針葉樹の枝で糞をしてくれれば、糞と一緒に排泄された種子から新しい芽が出ます。松が減少する中、マツグミの数が回復することは絶望的ですが、少しでも多くの種子が健康な木に宿れるといいなと思っています。


あなたのワンクリックで救える命があります。


 

テーマ : 口丹波
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アタ

Author:アタ
よろしくお願いいたします。

目  次
ページ検索が容易にできます。
関連サイト
口丹波の社
口丹波の花と植物
三枚山の植物
花っていいね!
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
訪問いただいた方
企業リンク

ウッドマート

 

 

 

検索フォーム
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサード・リンク