正法寺と七面の滝

このページでは南丹市美山町の正法寺を紹介しています。


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 正法寺のある知見地区は南丹市の北端に位置し、山一つ越えると原発が稼働中の福井県おおい町に入ります。古くは丹波国と若狭国の国境であり、若狭国に属していた時期もあったのではないかと考えられています。

 正法寺の縁起は貞観十六年(874年)開山の知見寺とされています。当地では河内谷地区の聞法寺(天正年間に廃寺)に次ぐ歴史を有する古刹です。


正法寺

正法寺 山門(2012年12月)


 知見寺は智証大師円珍(814-891)の弟円乗の開基と伝わります。円珍は長く比叡山の座主を勤めた人なので、知見寺は当時天台宗寺院だったと考えられています。

 開山から19代目の多宝阿闍梨大観が、永仁元年(1293年)に日蓮の弟子日像の巡錫(じゅんしゃく)の際、法論に敗れて日像の弟子となり寺号を本像寺と改めました。本像寺は京都における最初の法華道場でした。
 一時期は大いに栄え、巨刹を誇ったようですが、大火を2度経験し、堂宇什宝を悉く失ってしまいました。
 そして昭和35年には、同じ知見地区にあった顕本法華宗本妙寺の檀家と協議し、地区内の寺を1ヵ寺に統合することが決まりました。これによって両寺を解散し、本像寺跡に正法寺が建立されました。


正法寺

正法寺(2012年12月)


 現在の正法寺の境内はそれほど広くありません。しかし境内には樹高約30㍍、幹周4㍍強の大イチョウがあり、イチョウは南丹市指定の天然記念物となっています。


正法寺

正法寺の大イチョウ(2012年12月)


本妙寺跡

知見本妙寺跡(2011年7月)


 知見八幡宮そばの本妙寺の跡地にも大きなイチョウの木がありました。

 正法寺の山門前から、七面大明神を祀る七面宮への参道がつけられていました。七面大明神の縁起は、応永二十二年(1415年)頃、京都妙顕寺七世竜華院月明上人が、ここにあった尾崎の滝(現正法寺七面の滝)で七面大明神を感応し、新たに七面大明神を当山鎮守の神霊として勧請し奉斎したということです。
 しかし享保二十年(1735年)に知見谷を襲った大洪水で、七面大明神は堂ごと流されてしまい、そのままになっていました。そして平成4年になって、現住職(旧本像寺59世)が七面大明神の感応を受け再建されました。
 七面大明神は七難あっても即座に七福に転じる威光のある神として信仰されているようです。


正法寺

寺の裏手にある七面宮(2012年12月)


 七面宮の背後に七面の滝がありました。


正法寺

七面の滝(2012年12月)


正法寺

七面の滝  滝口(2012年12月)


正法寺

七面の滝  滝壺(2012年12月)


 まっすぐ下に落ちる滝ではありませんが、美しい滝でした。正法寺にこのような滝があることを知らずに訪ねたので、滝を見た時は驚きました。


正法寺
七面の滝(2012年12月)

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知見山 正法寺(日蓮宗)
 住所: 南丹市美山町知見家ノ上25
 駐車場は門前にありました。
 七面大明神の縁起には「毎月19日、七面大明神縁日には月祭を行っていて、9月19日には七面大明神大祭を行っている」とありました。
 知見地区は美山町内でも有数の豪雪地域です。冬季に訪ねる時には十分な備えが必要です。

 法王山本妙寺跡の住所は、南丹市美山町知見宮ノ向8


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