コオイムシ

このページでは家の近くで捕まえたコオイムシを掲載しています。

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 コオイムシの事は7月29日に書いた記事でも少し触れましたが、環境省で準絶滅危惧(NT)に指定されているコオイムシが、自宅近くの農業用排水路に棲息しています。

 たまたま今年は、もう何年もビオトープで世代をつないでいるメダカに、たまには違う血(遺伝子)を入れてやろうと、その排水路へはメダカの採取を目的に行きました。するとメダカよりも先にコオイムシが網にかかったのでした。雨が降らなければ水深が精々3㌢ほどのコンクリート製の排水路で、メダカはすばしっこく逃げ回り、やっとのことで5尾捕獲し、同じバケツにコオイムシ大小4匹を入れて持ち帰りました。
 思わぬ獲物がかかったので、喜んで家に帰ると…… 排水路と家までは車でたった1、2分の距離なのに、2尾のメダカがコオイムシに捕食されていました。コオイムシの恐るべき貪欲さに驚きです。

 でもまぁ、3尾でも元気にビオトープに投入できたので、当初の目的は達成しました。

 ところでコオイムシですが、名前の由来となる背中に卵をおぶったオスが1匹いました。それでこの卵が孵化するまでの間、飼育してみることにしました。


コオイムシ

卵を背負ったオスのコオイムシ(2012年7月下旬)


コオイムシ

水槽に移したもの(2012年7月下旬)


 そして1週間後。
 水槽を覗くと、お父さんコオイムシの近くで泳ぐベビーたちの姿がありました。


コオイムシ

コオイムシのベビー(2012年8月上旬)


コオイムシ

コオイムシのベビー(2012年8月上旬)


 お父さんの背中を見ると、


コオイムシ
お父さんコオイムシ(2012年8月上旬)

 卵は背中の中心部分から順に孵化を始めているようです。

 なかなかエサや水槽の掃除が大変で、当初から長くいつまでもこの昆虫を飼育するつもりはなく、この段階で捕獲した排水路へ帰してやりました。(水槽内のベビーをすべて捕まえるのは一苦労でしたが)

 コオイムシ、昔は普通に見られた水田周辺の昆虫ですが、一時期は全く姿を消していました。水路の状況も、今ではすべてコンクリート化されてしまい、多様な生物が生息するには難しい環境です。しかし環境への負荷が少ない農薬に切り替わっているせいか、メダカも含めて、こうして再び姿を現す生物が徐々に増えてきていることは喜ばしいことです。


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コオイムシ(コオイムシ科コオイムシ属)
 カメムシ目の昆虫です。全国に分布していますが、その数は少ないようで、京都府でも準絶滅危惧種に指定されています。
 成虫でも精々2㌢程度の小さな昆虫です。
 同じ水路に棲むメダカも希少種で、環境省では絶滅危惧Ⅱ類(VU)、京都府でも絶滅危惧種に指定されています。つまりこの水路では絶滅危惧種を準絶滅危惧種が捕食するという構図が見られます。ただコオイムシは他の水生昆虫や貝類、地上からの落下昆虫なども捕食しているために、ここでは今のところ、そのバランスは保たれているようでした。


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テーマ : 口丹波
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