随想(2012年2月22日)


 落葉樹の葉が落ち、空気の澄んでいる冬は、野鳥や動物の観察には持ってこいの季節です。

 亀岡市の平沢池には今年も多くの冬鳥が浮かび、岸辺ではヌートリアが懸命に毛繕いをしています。日差しがあり、少し暖かく感じられる日などは、のんびりと彼らを観察しているとついつい時間を忘れてしまいます。


ヒヨドリガモ

ヒヨドリガモ(2011年2月 亀岡市)


 しかしいつかラジオで、今冬はシベリアから渡って来る鳥の中で、特に小型の種類の数が少ないと言っていました。

 確かにそんな気がします。毎年ごく普通に見られるツグミなども、この冬は見る機会が少ないように思います。


ツグミ

ツグミ(2012年2月 南丹市)


 今年は特に寒いので、鳥たちはもっと南の地域まで渡っていったのでしょうか? それとも昨年あまり繁殖をしなかったのでしょうか?

 でも少ないのは渡り鳥だけではなく、毎年庭にやって来るメジロやエナガなどの小鳥たちも、今冬はまったく姿が見られません。例年なら今頃、庭のナンテンの実はヒヨドリに食い尽くされてしまっているのですが、今年はまだ手つかずの状態で残っています。こちらはわざわざ人里に下りて来なくても、山に十分な食物があるのかも知れません。それは鳥たちにとっては幸せなことだと思いますが、心待ちにしていた者にとっては淋しいものです。

 そういえば、京都府下で一昨年の秋に頻繁に現れたクマも、昨秋は殆ど話題に上りませんでした。クマも食糧難で困ることが無かったのかも知れません。本当にそうなら良いのですが、一昨年撃ち殺され過ぎたのでは?と思えたりもします。何せ京都は、「クマが出た!」と一報されると、すぐに射殺してしまう地域なので。


ツキノワグマ

ツキノワグマ(2012年2月 福知山動物園)


 見た目厳(いか)ついクマですが、その行動を見ていると結構可愛い仕草もしてくれます。

 また、近年全国的にスズメの数が減っているそうです。スズメはツバメと並んで、日本人にとっては最も身近な小鳥です。以前は管理人の家でも営巣し、多くのヒナが巣立ちするのを見てきました。ところがいつの頃からか、そのヒナや卵を狙うものが増えてきて、最近では古い民家の屋根瓦の隙間などに営巣するスズメがいなくなりました。スズメのヒナや卵を狙うのは、管理人の近所で言えばアオダイショウとハシブトガラスです。特にカラスは毎日各家を巡回し、執拗に狙っています。そこでスズメは、より安全な電柱に碍子(がいし)などを取り付ける、金属製の四角いパイプの中で営巣したりしています。


スズメ
数を減らしているスズメ(2012年2月 福知山市)

 最近のプレハブ住宅のような家屋には、スズメが営巣できるような隙間がありません。そのような住宅は口丹波のような田園地域でも増えています。天敵も多くいるので、スズメの受難はまだまだ続き、昔のようにスズメの大集団を見る機会はどんどん少なくなっていき、いずれスズメも準絶滅危惧種ぐらいになってしまうのかも知れませんね。

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