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ホームページ「口丹波の社」の管理人アタの雑記帳。
先日カサゴケモドキというコケっぽくないコケを掲載しましたが、今回はウチワゴケというコケっぽいシダ植物を見つけたので掲載します。
日当たりの良い林道沿いの岩肌に、ウチワゴケは密生していました。
岩に着生するウチワゴケ
単葉がウチワのようなのでこう呼ばれます。しかし名前にコケと付くように、とっても小さな植物で、管理人も帰って調べるまではコケだと思っていました。
ウチワゴケは、どちらかというと森林内の日陰か半日陰を好む植物のようです。今回見つけた自生地は、日中は日光を遮るものはありませんが、谷間の渓流沿いであり、真夏でも日照時間が短く、また常に適度な湿り気が確保されているのだと思います。
ウチワゴケ |
写真では見づらいですが、密生するウチワゴケの中に、ラッパのような形の苞膜を上向きに出しているものがありました。この苞膜の中で胞子嚢が作られるそうです。
ウチワゴケ(コケシノブ科アオホラゴケ属)
全国に分布。常緑のシダ植物で花は咲きません。
ウチワゴケを見たのは今回が初めてですが、あまりに小さいので今まで見過ごしてきたのかも知れません。こうしてじっくり見ると、結構可愛い姿のシダでした。