丹波 足利尊氏の足跡(4)  磯宮八幡宮とハダカガヤ

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 磯宮八幡宮(いそのみやはちまんぐう)は承平三年(933年)に、石清水八幡宮より末社50社とともに勧請されて創建されました。末社の数から五十宮、また水辺(磯)にあったために、八幡宮の前に磯宮がついたと言われています。
 社殿は天正七年(1579年)の明智光秀による丹波攻めの際に焼失しましたが、翌年には再建されました。江戸時代、代々の篠山城主から崇敬され、寛文十二年(1672年)に社殿が建立されました。

 1336年、朝廷軍に敗れ西国へ下向する途中、足利尊氏は当社に立ち寄り参拝し、願書や鏑矢(かぶらや)などを奉納し、また後年には農地も寄進したと伝わっています。その時、現在は廃寺となっている神宮寺の僧・勝心からもてなされたカヤの実の殻をむき、戦勝の願をかけて境内に植えたところ、後にカヤの木は大きく育ち、本来はあるはずの硬い殻を持たない、渋皮だけに覆われた実のなる木になりました。これが世界で1本しかないと言われる、国指定の天然記念物磯宮八幡宮のハダカガヤです。ハダカガヤの実を植えても普通の殻を持ったカヤしかできないそうです。神社の鳥居をくぐってすぐ右手に、2本のカヤと並んでハダカガヤは立っています。ハダカガヤの幹周は約4.0m、樹高約20m、樹齢は推定で600年以上です。


磯宮八幡宮

磯宮八幡宮 本殿


磯宮八幡宮

護摩堂


磯宮八幡宮

ハダカガヤ  3本並んだ中央の木がハダカガヤ

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磯宮八幡宮
 住所:兵庫県篠山市日置167(日置小学校の隣)
 御祭神は「応神天皇」「上筒男命」(うわつつのおのみこと)「天児屋根命」(あめのこやねのみこと)の三神。応神天皇は八幡さん、上筒男命は住吉さん、天児屋根命は春日さんです。
 末社に稲荷神社、天満神社、日吉神社、塞神神社、水神神社、秋葉神社、松尾神社、梅宮神社、三寶荒神等があります。かつては近隣4ヶ荘の総社でした。
 かつての神宮寺にあった木造持国天立像木造多聞天立像はともに桧の一本造りで、平安期後期の作とされ、国の重要文化財に指定されています。

カヤ(イチイ科 カヤ属の常緑針葉樹)
 主に西日本に分布しています。海外では朝鮮半島に自生します。4月から5月ごろに開花し、花の後にできた実は翌年の秋に成熟するという、大変ゆっくりと成長する樹木で、寿命は長い方です。磯宮八幡宮の社僧・勝心が足利尊氏にお茶菓子として実を出したとあるように、灰汁抜きが必要ですが実は食用となります。木材の利用としては高級碁盤将棋盤の材料として価値の高いものとされています。

 

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