磐栄稲荷宮のお火焚祭

このページでは亀岡市の磐栄稲荷宮で営まれたお火焚祭を紹介しています。


 今の時期は境内の紅葉が大変美しい、磐栄稲荷宮で12月1日にお火焚祭が営まれました。境内の案内板では、神社の名前は安行山磐栄稲荷大神となっていて、通称「西山」と呼ばれて市民から親しまれている神奈備山の山頂に磐栄稲荷は鎮座されています。


磐栄稲荷宮

磐栄稲荷宮


 磐栄稲荷宮は鎮座1300年以上の丹波有数の古社にして、当地の東方医王谷に庵を構えていた、平安時代の医博で現存するものの中では国内最古の医学書である「医心方」を著した丹波康頼が篤く信仰し、康頼はその後太秦(現京都市右京区)に祀り、さらに伏見に遷し祀ったのが現在の伏見稲荷大社だとも言われています。そのため稲荷宮は、元稲荷とも呼ばれています。

 その磐栄稲荷宮のお火焚祭は、毎年12月1日に決まっているのだそうです。今年(2011年)のお火焚祭は、例年通り午後1時から始まりました。お火焚祭は、秋の収穫への感謝と、家内安全、家運隆昌などを祈願するお祭です。


磐栄稲荷のお火焚祭

開始約30分前  境内に結界が張られ、火床の準備も終わっています


磐栄稲荷のお火焚祭

午後1時 神職が結界の前に並び、お火焚祭が始まります


磐栄稲荷のお火焚祭

お火焚祭の始まり


磐栄稲荷のお火焚祭

まず斎主がお祓いをして回り、境内を清めます


 お祓いが終わると、神殿から忌火が移されます。


磐栄稲荷のお火焚祭

蝋燭の忌火は、この後松明に移されます


磐栄稲荷のお火焚祭

そして松明で火床に火をつけます


 点火された火床は、最初、生のヒノキ葉がもうもうと煙を出して燃え上がります。


磐栄稲荷のお火焚祭

勢いよく燃え上がる火床


 火の勢いが増す中、結界の片隅で斎主が大祓詞(おおはらえのことば)を奏上し、火焚串が投げ入れられます。火焚串とは人々の願いが書かれた護摩木のことで、今年の火焚串は全部で910本だったそうです。


磐栄稲荷のお火焚祭

投げ入れられる火焚串


磐栄稲荷のお火焚祭

投げ入れられる火焚串


 すべての火焚串が燃やされるまで、大祓詞は何度も繰り返し奏上されます。そして火焚串がすべて投じられ、火の勢いが少し弱まったところで、斎主は榊の葉と塩と清めの水を火床に投じて清祓(きよはらい)をします。


磐栄稲荷のお火焚祭
磐栄稲荷のお火焚祭
磐栄稲荷のお火焚祭
清祓 榊
清祓 塩
清祓 水

磐栄稲荷のお火焚祭

清祓の後の火床の残り火でミカンが焼かれます


 神事が終わると焼きミカンや饅頭が観客に配られました。

 こうして2011年の磐栄稲荷宮のお火焚祭は、紅葉鮮やかな境内で厳粛な雰囲気の中終了しました。

 以下は、お火焚祭が始まる前に撮った境内の写真です。紅葉がきれいでした。


磐栄稲荷の紅葉

磐栄稲荷宮の紅葉


磐栄稲荷の紅葉

磐栄稲荷宮の紅葉


磐栄稲荷の紅葉

磐栄稲荷宮の紅葉


晴明神社

境内社の安倍晴明を祀る晴明神社


 陰陽師安倍安行は当山に住み修行をしていました。ある日磐栄稲荷宮の祭神の1柱である佐田彦大神が翁に姿を変えて安行の前に現れ、密書を手渡し、後に安行は京の都で陰陽師として大成したという言い伝えが残っています。当山の名前の安行山はこの話からつけられた名前です。晴明神社の前に立つ案内板には晴明が当山で修業をしたと書かれているので、安倍安行と安倍晴明は同一人物と考えられているのかも知れません。


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磐栄稲荷宮
 住所: 京都府亀岡市下矢田町鏡岩
 山頂の神社です。市内の人は鳥居の並ぶ表参道を徒歩で登って来られますが、管理人は車のため裏側(京都縦貫自動車道の側道)から西山展望台まで上り、そこに駐車しました。
 御祭神は宇迦之御魂大神 佐田彦大神、大宮能賣大神 田中大神 四大神の五柱。
 亀岡神社誌や境内の案内板には宇迦之御魂大神 佐田彦大神、大宮能賣大神の三柱と書かれていますが、斎主が五柱とおっしゃっていたので、ここでは五柱としています。

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