大原の産屋(うぶや)

クリックで救える命がある。

 京都府福知山市三和町大原には、京都府の有形民俗文化財に指定されている産屋があります。
国道9号線と交差する和田の交差点から国道173号線を綾部市方面に車を走らせると、京都府下唯一の鍾乳洞である質志(しずし)鍾乳洞(京丹波町)に着きます。そこからさらに約3kmほど走ると福知山市の大原地区に入りますが、大原地区には近隣で最も信仰を集めている天一位・大原神社が鎮座されています。産屋はこの大原神社とは川の対岸、約100mほどの川端にありました。

 産屋は古事記にも登場する、土台もなく茅葺の切妻だけがポンと置かれたような原始的な建物(天地根元造)で、間口と奥行きがそれぞれ約3mほどの小さな建物です。

 大原神社でいただいたパンフレットには次のように書いてあります。

 出産の節は12把の藁(閏年は13把)を敷いてその上に敷物を敷き、出入口に古鎌を魔除として釣り、産婦は7日7夜この産屋に籠り、かつて難産した者が無く、これは神の霊験を事実に依って証明したものであると堅く信じられている。

 つまり当地の出産を迎えた妊婦は皆この産屋に7日間籠って出産をしてきましたが、難産した妊婦は一人もいなかった。これは大原神社の神のご加護のお陰と信じられてきました。
 この産屋で出産をする風習は、大正時代まで続き、産後3日3夜籠る風習はその後変遷して産後1日1夜籠るようになり、昭和23年ごろまで続いたとあります。

 山深い大原の里は冬には大雪に見舞われることもありますし、夏にはマムシも多い地域です。また一年を通してイノシシやシカは人の数より多い山里ですし、クマも時々現れます。現代の我々には想像もできない過酷な状況の中で出産をされていたものだと思わずにはいられませんでした。


産屋

大原の産屋


産屋

大原の産屋


産屋

大原の産屋


大原の産屋の案内板はコチラです。

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大原の産屋
 住所:京都府福知山市三和町大原
 産屋の砂を子安砂といい、古くは公卿諸侯もこの砂を大原神社より頂き安産守護とした記録が残っています。現代も妊婦はこの砂のお守りを求めて大原神社に参拝します。
当ブログ内関連ページ 大原の大杉はコチラ

 

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