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ホームページ「口丹波の社」の管理人アタの雑記帳。
亀岡市本梅町にある桂林寺は、口伝によると開基は道元によるもので創建後は大いに荒廃し、天正三年(1575年)になって第16世・九天とん龍によって再興され、号を桂林庵と改めたのだそうです。
桂林寺は本梅(ほんめ)町平松の国道477号線から見える山腹に建つ寺ですが、寺の前まで車で行こうとすると国道からの道幅が大変狭く、対向車がやってきませんようにと祈りながら辿り着くことができました。
寺は集落の一番高台にあるので、庭からは山に囲まれた本梅の美しい田園風景を眺めることができます。
桂林寺山門
庭からの眺め
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境内の案内を読むと、天文年間の棟札を残す馬頭観音堂は近年消失してしまったようですが、その本尊である馬頭観音立像は現在の本堂に安置されているとのことでした。
馬頭観音堂にあった棟札によって、この寺はもと天王寺と称していたこと、そして天王寺は戦国時代の天文二十二年(1553年)に兵火によって焼失したことがわかっています。
また同じ本梅地区の少し離れた場所に鎮座される廣峯神社の神宮寺であった可能性もあるようです。
桂林寺の鐘楼 梵鐘には天文十一年と刻まれているようです
桂林寺の庭
永寶山・桂林寺(曹洞宗)
住所: 亀岡市本梅町平松中野寺垣内18
ご本尊は釈迦如来
桂林寺は亀岡市の自然100選に選ばれています。
梵鐘は京都府登録文化財、同じく梵鐘と木造馬頭観音立像が亀岡市指定文化財になっています。
本文中の廣峯神社はホームページ口丹波の社に掲載しています。