夫婦神事と流鏑馬(南丹市八木町)


 亀岡盆地中央を流れる大堰川(保津川・桂川)より東の地域は昔から川東地域と呼ばれ、亀岡市と南丹市にまたがっています。川東地域はJRや国道9号線が走り、早くから開発が進んだ西側と違い、田園風景の広がる穀倉地帯です。そんな川東地域内の各集落で営まれる秋祭りは古くから10月21日と決まっていました。最近は土日や祝日に合せて秋祭りを行うところが増えていますが、川東地域では21日厳守の集落がほとんどです。

 南丹市八木町氷所(ひどころ)の幡日佐神社(はたひさじんじゃ)と同町日置の大送神社(おおくりじんじゃ)が合同で行う夫婦神事も10月21日に営まれました。
 この神事は男性の神様である幡日佐神社の神が大送神社の女神に求婚をしに赴き、渋る女神を口説き落とした幡日佐の神が大送の神を伴って幡日佐神社に帰ってくるというストーリーになっています。


夫婦神事

幡日佐神社から隣の大送神社まで求婚に向かう一行  往路は山麓の道を歩きます


夫婦神事

大送神社での神事


クリックで救える命がある。

 幡日佐神社の使者は到着すると社務所で長い時間待たされます。幡日佐神社の使者が大送神社の役の人に「嫁に来てほしい」と告げ、大送神社の連絡役は女神のもとへ伝えに行きます。しかし女神からの返事はNOで、この求愛と拒否を数度繰り返します。そして最後にようやく女神から承諾をとりつけて、神社拝殿上で神事が行われます。大送神社到着から関係者が拝殿に上がるまで、30分以上が経過しています。従って観客としては少々間延びした感を抱きます。
 拝殿では写真左に氷所区、右に日置区の関係者が座して杯を交わします。


夫婦神事

嫁取りに成功した幡日佐の神が大送の神を伴って帰路につきます  復路は府道を歩きます


 幡日佐神社に戻ってから再び婚礼の神事を行い夫婦神事は終了します。幡日佐神社ではこのあと午後4時頃から馬駆け、流鏑馬神事が行われます。氷所区の住民はこれを昔から馬飛びと呼び、神社の参道を馬が飛ぶように疾走するのを大勢が見守りました。しかし最近は学校から帰ってきた子供たちの姿もあまり見られなくなり、年々淋しくなると、氷所区の役の人がおっしゃっていました。

馬駆け神事馬駆け神事
馬駆け流鏑馬

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夫婦神事と流鏑馬
 幡日佐神社で午前中例祭が営まれ、午後1時を回る頃に大送神社に向けて宮司らが出発します。
 流鏑馬は狩装束でスギ板の的に矢を放ち、来年の豊凶を占います。
 口丹波の神社のお祭りでは、子供神輿のような神輿巡行が多い中、一味違った両神社の夫婦神事はユニークで、後世に繋げていってもらいたいと思います。

 管理人のホームページ口丹波の社幡日佐神社のページはコチラ 
   同じく大送神社のページはコチラ



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