クマ出没に思う


 全国的にみてもそうですが、今年は京都府中部、北部で多くのツキノワグマが目撃され、中には止む無く射殺されるという事例も目立ちます。ごく最近では10月20日に船井郡京丹波町内で親子3頭のツキノワグマがまとめて射殺されました。
 京都府下に生息するクマの数は平成12年度調査では200~500頭で、今年府内で射殺されたのは、この3頭を含めて27頭。10か月で最大10%以上数が減少したことになります。

 京都府ではツキノワグマを絶滅寸前種に指定しています。しかし京丹波町からの「住民に被害の出る恐れあり」との報告を受けて射殺を許可されたのだとか。山にいても食べ物はない。人里に近付けば殺される。冬眠前のクマはどちらに進んでも地獄です。

 京都新聞の記事では3頭の親子グマは発見の約3時間半後に射殺されたとか。京都府の「ツキノワグマ出没対応マニュアル」なるものを読んでみると、「人身被害が生じた又は生じる恐れが非常に強い場合は、(府の)森林保全課、振興局等、市町村、警察署の関係機関が協議の上、原則として個体数調整(有害鳥獣 捕獲を含む)許可に基づき捕獲又は殺処分等を行う」とあり、関係機関が合同現地調査をしたうえで補殺の検討をすることになっています。その調査と検討で射殺が決定されてから地元の猟友会に連絡し射殺するということです。

 果たして発見から3時間半でこれだけのステップが踏まれたのでしょうか? また個体数調整というのはどういうものなのでしょう? 仮に500頭のクマが府内に生息していて、何頭までなら許されるのでしょうか?100頭……それとも400頭?

 麻酔銃を使用してクマを眠らせて、起きたクマに対して人里に近付かないような教育をしてから山に帰す取組を、京都府のマニュアルに沿って実践している北部の自治体の記事も新聞は伝えています。クマの射殺処分については全国的にも関心を集めている事案だと思います。この10か月で27頭ものツキノワグマを殺処分した京都府や自治体には、その必然性の説明を具体的にホームページなどしてもらいたい気もします。



クリックで救える命がある。

 とはいうのは、クマの出現はよそ事ではなくて、管理人の住む地区でも、いつクマが現れても不思議ではありません。もし家の近くにクマが現れたら、この地区ならどうするだろうか? と考えてみると、やはり射殺を申し出るように思います。理由は射殺が一番手っ取り早いから。殺してしまえば殺されたクマは二度と現れないと安心できるから。正当な理由はいくらでもつけられるから。クマの肉が食べられるし、高く売れるかも知れないから等々。きっと自分の住む土地ではクマがいなくなることを望んでいる人も多いのではないかと思います。田舎暮らしの人が一生の間でクマに出会う確率がどの程度のものかは知りませんが、ごくごく僅かなものでもリスクを排除したいとの思いがあります。

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 それにしても現代人からクマは嫌われたものです。クマが金太郎さんと相撲をとっていた時代には、もっと人の近くに住んでいたでしょうに。昔の人はクマに畏怖しながらも反面親しみを持っていたようなのに、どちらが変わってしまったのでしょうか?クマは変わっていないと思うので、やっぱり人の心が変わったのでしょうね。日本オオカミが絶滅したことがシカの増加の原因に繋がるのだそうです。そのうちにツキノワグマは動物園だけで暮らす動物になってしまって、何か思いもよらないしっぺ返しが後から人の身に降りかかってくるような気もします。

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