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ホームページ「口丹波の社」の管理人アタの雑記帳。
右京区京北と南丹市の境目にある山中でミカエリソウが咲いていました。管理人がこの花を見たのは初めてです。最初南丹市側の谷間に点在しているのを見つけ、京都市側の谷筋を下りて行くと植林されたスギの林床一面、山の中腹まで続くミカエリソウの大群落がありました。この辺りには自生するシャクナゲの大群落があると聞いてはいたのですが、このミカエリソウの群生も見事でした。ただ昼でも薄暗い日陰地で写真が撮れなかったが残念です。
南丹市側で咲いていてミカエリソウ
京都市側の林道の両側に自生しているミカエリソウ
ミカエリソウの名前には一度通り過ぎても、その美しさに振り返ってしまうほどの花という意味が込められているのだそうです。確かに淡い紅紫色の花は美しいと思います。ただ葉を見るとどの葉もどの葉も虫食いだらけで1枚としてまともな葉が見られないのが惜しいです。また京都市側で咲いていたもののように、薄暗い場所で咲いているとせっかくの花の色も霞んでしまい、これまた何とも惜しい花です。
ミカエリソウ(京都市側)
ミカエリソウ(シソ科テンニンソウ属の落葉低木)
中部地方以西の本州の山地に自生する、シソ科唯一の木本なのだそうです。花の形からイトカケソウ(糸掛草)という別名があります。花期は9~10月頃。生長しても1㍍ぐらいの丈なのでそんなに大きくはなりません。四国と九州には本種の変種でトサノミカエリソウが自生しているそうです。
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