ヒメカマキリ



 昨夜自宅の外灯に集まってきた羽虫に交じって小さなカマキリが外壁を歩いていました。羽も伸びきった立派な成虫ですが、コカマキリの半分ぐらいしかありません。一瞬およそ15年ほど前に、やはり夜自宅に飛んできたカマキリモドキかと思い、写真を撮らせてもらおうと捕獲し、取りあえず空のペットボトルの中で一晩過ごしてもらうことにしました。
 カマキリモドキの時はデジカメも持ってなくて記録は残していませんが、あの時もその小さな昆虫の名前を調べるのに苦労しました。今回は先ずネットや図鑑でカマキリモドキをあたりました。しかしどうも違います。そこでカマキリで調べ直すして、ようやくヒメカマキリに辿り着きました。
 そして今朝ヒメカマキリ君にはペットボトルから空いている水槽に移ってもらい、慌ただしく何枚か写真を撮って、庭の植え込みへとお帰りいただきました。撮った画像の中では、Wikipediaにあるような「後翅が長くて前翅よりも後ろにはみ出し、その両側がとがる特徴」ははっきりとは確認できませんでしたが、他に同定できる種が見つかりませんでした。

 このカマキリがヒメカマキリなら、ちょっとした発見かも知れません。というのは京都府のRDBではヒメカマキリを準絶滅危惧種に指定し、府内での生息域は京都市と京都南部の相楽郡となっています。そんな昆虫がここ亀岡盆地にも生息していることになります。同じように亀岡盆地内で自生していた野生ランのコクランを見つけた時ぐらい嬉しい出来事です。


ヒメカマキリ

ヒメカマキリ  体長は丁度3㌢ほどでした


ヒメカマキリ

正面から


クリックで救える命がある。

 ヒメカマキリは幼虫で越冬し、成虫の出現の時期は結構早く初夏の5月頃には産卵をするそうです。またその卵は年内に孵化し初秋の今時分に成虫となり産卵をして死んでしまいます。つまり1年間に3世代を繰り返す多化性の昆虫なのだそうです。
 我家の外灯の下にやってきたのは、明りに集まる小さな虫を捕食するためだと思いますが、そこには何匹かのヤモリも陣取っています。また昼間の庭にはカナヘビやオオカマキリなど、小さなヒメカマキリにとって天敵と思える捕食者たちが住み着いているので、逃がしたヒメカマキリの無事を祈っています。


ヒメカマキリヒメカマキリ
正面からすぐに陰に隠れようとします
ヒメカマキリヒメカマキリ
首は少し太短い感じ特技? 死んだふり

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ヒメカマキリ(カマキリ目ヒメカマキリ科)
 オオカマキリやコカマキリとはが異なります。本州、四国、九州に分布する日本の固有種で、京都府は本州での北限に近く、元々そんなに多く生息している昆虫ではないようです。テレビで時々見かける美しい花に擬態するハナカマキリ(東南アジアやインドに生息)はヒメカマキリ科のカマキリです。


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テーマ : 口丹波
ジャンル : 地域情報

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No title

箕面公園では沢山見つかるんですけどね…(^-^)

Re: No title

かいさん、ありがとうございます。
箕面公園にたくさんいるなら、距離的に近い亀岡市の
山地にもいるかもしれませんね。
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