熊野新宮神社(兵庫県篠山市)


 篠山市二ノ坪に鎮座される熊野新宮神社は、太宝二年(702年)に紀州の熊野速玉大社(新宮)を当地に勧請したのが始まりと伝わります。同時にこの時飛蔵山清水寺(廃寺)の守護神として、熊野坐神社(熊野本宮大社)を小野奥谷の奥山に、また貝田に熊野那智大社が勧請されました。その後幾多の戦乱や立地条件等で他の2社は消滅し、この熊野新宮神社だけが隆盛しました。
 本宮を勧請した熊野神社については永享年間(1429~41年)に小野奥谷字西ノ谷に再建され現在に至っています。熊野新宮神社も永禄三年(1560年)に古文書共々焼失しましたが、延宝六年(1678年)に再建され、歴代の藩主から手厚く保護を受けたそうです。そしてその延宝年間に始まったとされる八朔(はっさく)は、最初氏子が収穫物を屋台に乗せて祝ったことに始まり、後に祇園祭の山鉾に似せた7基の山車(だし)が、造り物と呼ばれる飾り物に趣向をこらして宮入りをするようになりました。市の無形民俗文化財にも指定されている八朔祭は毎年8月31日(宵宮)と9月1日に行われ、近隣には例のない祭だそうです。


熊野新宮神社

社頭


 鳥居を潜り石段を登り切った所の両側にはスギの巨木が高く聳えています。特に向かって右側のスギの木は2本が合体したものと思えますが、幹周が6㍍を越える大スギです。

熊野新宮神社

境内  この広い境内に八朔祭の山車が集結します


熊野新宮神社

拝殿


熊野新宮神社

本殿の脇障子


 熊野新宮神社を訪ねた同じ日に小野奥谷の熊野神社にも参拝してきました。

熊野神社熊野神社
社殿に続く急勾配の石段熊野神社 本殿


クリックで救える命がある。

 石段は急勾配に加えて自然石で組まれているため大変危なっかしいもので、氏子さんたちはみんな本当にここを登ったり下りたりしているのかしら?と訝りながら参拝を済ませて下りてくると、下りたところのスギの木に何やら杖らしきものが数本立てかけられていました。そしてその杖の場所から山へ向かって1本の径が延びているのを見て、すべて了解しました。ただ真っすぐ前だけ見て歩いてきたので、女性や高齢者の人でも登れる迂回ルートを見落としていただけでした。常に周囲にも注意を怠るなという教訓でした。


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熊野新宮神社
 住所: 兵庫県篠山市二之坪374
 主祭神 伊弉冉尊(いざなみのみこと) 配祀神 事解男尊(ことさかおのみこと)、速玉男命(はやたまのおのみこと)
 駐車場はありません。普段の日は広い境内に乗り入れてもいいようです。
 境内末社は本殿の左右に6社ほど。社名はわかりませんでした。
 熊野新宮神社は丹波篠山五十三次の第四十四番目に指定されています。
 都合がつかず八朔祭の見学はできませんでした。なので八朔祭の写真はありませんが、後で神戸新聞の記事を読むと山車は6基になっているようです。屋台に乗せる造り物は6集落の氏子が夜や休日に集まって、約5日がかりで完成させたものだそうです。


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