キヨスミイトゴケ


 兵庫県篠山市と京都府京丹波町の境界付近、谷川に沿った山道に車を止めて少し辺りを散策すると、まるで熱帯のジャングルでも連想させるような光景に出会いました。それは木々の枝に垂れさがるキヨスミイトゴケでした。


キヨスミイトゴケ

雑木の枝にビッシリと生えるキヨスミイトゴケ


クリックで救える命がある。

 日本には同属のイトゴケが自生し、管理人にはキヨスミイトゴケとの区別はつけられませんが、イトゴケは京都府のRDBで絶滅寸前種に指定され、自生地は鞍馬一帯のみという記述があったのでキヨスミイトゴケだと判断しました。
 一見枝に糸か毛糸が絡まっているようにも見えるキヨスミイトゴケは、最初は普通のコケのように樹木や岩の表面を這って広がり、次第に分枝した各枝が真っすぐに長く伸び、とうとう自重で垂れさがってしまうのだそうです。垂れた枝が絡み合いレース編みのような姿になっているものも多くありました。
 コケ類の中でも熱帯域から亜熱帯域を中心に繁栄し、その生活圏を日本にまで広げているグループの1種だそうで、多湿を好むこのコケが渓流沿いでよく見つかるのは1年を通じて概ねある一定以上の湿度が保たれるからなのでしょう。


キヨスミイトゴケ

細い枝にも垂れ下がるキヨスミイトゴケ


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キヨスミイトゴケ(ハイヒモゴケ科イトゴケ属)
 本州から四国、九州に分布。
 このコケを見たのは初めてではありませんが、今回久しぶりに見たような気がします。RDBの記述を信用して今回はコケの名前をキヨスミイトゴケとしましたが、ただ当ブログで既出のコクランを見てみると、府のRDBでは準絶滅危惧種に挙げられ、自生域は府南部と府北部とありました。しかしブログに掲載したコクランが自生していたのは府中部の口丹波だったということもあり、イトゴケにしても鞍馬以外に自生地があるという可能性は多分にあると考えます。

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