ミズオオバコ

このページでは京都府で自生する水生植物のミズオオバコを掲載しています。


 10年以上前、熱帯魚や水草レイアウト水槽に少し熱を上げた時期、憧れの水草の1つにミズオオバコがありました。専門雑誌で大型水槽にレイアウトされたミズオオバコの巨大な葉を見て、いつかこんな水槽を作りたいと思ったものです。

 ミズオオバコは日本に自生する植物ですが、一年草のため当時は殆ど流通していなかったように思います。
 また、滋賀県草津市にある琵琶湖博物館敷地内の水生植物園で、熱帯性オニバスと並んで水中に葉を広げるミズオオバコを初めて見た時、こんな水草は個人で、しかも水槽で育てるのは無理だと悟りました。

 そして10年前でもミズオオバコは希少種で、地元に自生しているとは思ってもいませんでした。

 それがつい最近、自宅からそんなに遠くない里山の小いさな池に、自生するミズオオバコが見つかったのです。

 その池には、今までにも何度か行っています。他では見られない水草が自生していることも知っていました。今回はトンボなどの水辺の昆虫を観察するのが、本来の目的だったのですが、それが思わぬ発見に繋がりました。


ミズオオバコ

水深の浅いところに見えるミズオオバコ(2012年8月下旬)


 生まれて初めて見る野生のミズオオバコです。
 今までミズオオバコに関する知識は殆ど無かったので、この時は、そうかも知れないとは思いつつ、これがミズオオバコだという確信は持てませんでした。スブタかも知れない、などと考えていまいた。

 池の水は随分と引いていて、岸の陸になっている所に1株あったので、詳しく調べるためにそれを持ち帰り、実物と写真とネットの画面を見比べながら、ようやくミズオオバコだと確信しました。

 帰ってから判ったのですが、写真の中に1個、ミズオオバコの花が写っていて、これが決め手になりました。


ミズオオバコ

ミズオオバコの花(2012年8月下旬)


 岸から3㍍ほど先で咲いていたもので、写真で見るまでこれが花だとは気付きませんでした。
 しかしこうして拡大写真を見ると、花も、紫がかった葉の色にも、ミズオオバコの特徴が出ています。ミズオオバコだと判った時、今年1番の発見ではないかと、喜びが込み上げてきました。

 この池には目視で20株ほどのミズオオバコが確認できました。


ミズオオバコ
この株を持ち帰りました(2012年8月下旬)

 持ち帰った株にはツボミのようなものが見えています。花が咲いて種子が採れればいいのですが。


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ミズオオバコ(トチカガミ科ミズオオバコ属の沈水植物・一年草)
 湖沼やため池、水田や農業用水路などに自生する水草で、かつては水田雑草として駆除されていました。
本州、四国、九州に分布。花期は8月~9月頃。花は1日花。
 水深の殆どない水田と水深の深い池などでは、大きさに極端な差ができ、本当に同じ植物か?!と疑いたくなる水草です。
 環境の変化や駆除され続けた結果、現在では全国的に激減し、環境省カテゴリーで絶滅危惧Ⅱ類(VU)、京都府でも絶滅危惧種に指定されています。

 また、1番上の写真で、ミズオオバコの周囲に密集する水草は、ひょっとしたらイバラモ属の希少種ではないだろうか、などと思っていますが、この手の水草はよく似たものが多すぎて、管理人にはその区別がつきません。
 ただ、このような自然豊かな溜め池は、いつまでも保全していただきたいものだと願っています。


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