ミナミメダカ

このページでは水路で見つけたメダカを掲載しています。

カート


 近年、国内のメダカには2種類あると発表され、京都府内にもミナミメダカとキタノメダカの2種共に生息していることが判っています。キタノメダカは日本海側に生息し、府内では丹後地方で見られるようです。

 先日、近所の用水路で久し振りにメダカの集団を見かけました。おそらくミナミメダカだと思われます。


メダカの棲む水路

ミナミメダカの棲む用水路(2016年7月 南丹市)


 コンクリートでできた小さな水路ですが、底は泥底で、イグサやイネ科の植物等も多く生えています。流れは緩やかで、当歳魚と思われる小さなメダカが多く見られました。


ミナミメダカ

ミナミメダカ(2016年7月 南丹市)


 ミナミメダカはキタノメダカに比べ、体側部の黒色素が薄く、背びれの切れ込みが深いのが特徴なのだそうです。水路のメダカをすくい捕って詳細を調べたわけではないので、人為的にキタノメダカが放流された可能性はゼロではないものの、場所的にミナミメダカで間違いないだろうと思っています。


ミナミメダカ
ミナミメダカ(2016年7月 南丹市)

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 メダカは成魚でも体長3cmほどの小さな淡水魚ですが、水面近くを泳ぎ、頭部がやや扁平で肩などに白い筋が目立つので、他の魚の稚魚とは容易に区別することが可能です。
 2種類のメダカは共に京都府では絶滅危惧種に指定されています。最近は管理人の近所のお宅でも数軒で、庭に水鉢を置きメダカが飼育されています。一昔前なら気にもとめなかった小魚を懐かしく思い、大切に育てておられるようです。希少種ではありますが、川で捕ったメダカを飼い、増えたらその分を元の川に返すような人たちがいてくれれば、メダカも喜ぶような気がします。


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テーマ : 口丹波
ジャンル : 地域情報

チョウセンブナのベビー

このページでは飼育しているチョウセンブナの稚魚を掲載しています


カート


 久し振りに飼育魚のことを書きます。

 チョウセンブナを飼育し始めて、もう何年にもなります。最初の頃は水槽で飼っていたのですが、ここ3年ほどはセメントを練る時に使うプラ舟で飼育しています。この魚は小さいので深い容器は必要なく、えら呼吸だけでなく空気呼吸もするので、金魚のように上から見る方が面白いのでプラ舟にしています。濾過機は使用せず、水草はウィローモスとマツモだけですが、共によく育っています。殆ど換水はせず、蒸発した分だけ補充するようにしていますが、水質は上々です。

 濾過機を使用すると、どうしても水面が波立ちます。水面に気泡で浮き巣を作るので、濾過機は繁殖には不向きだと思います。そして7月の半ば以降、オスはせっせと浮き巣を作り、そこにメスがやって来ては産卵を繰り返し、一時は100尾からの仔魚が確認できました。
 ただそれら仔魚すべてを育てられるわけもなく、自然消滅的に数は減り、強い者だけが現在生き残っている状況です。


チョウセンブナ

繁殖期のオス(2010年7月)


チョウセンブナ

今年の成魚(2013年8月)


 プラ舟とはいえ狭い環境です。生まれた仔魚の多くは成魚に食べられたと思われます。


チョウセンブナ

約10㍉ほどに成長した仔魚(2013年8月)


 仔魚の数匹を水槽に移した時の画像です。まだ躰は透き通っています。石の隙間に潜むワムシのようなプランクトン類を探しては食べています。食欲は旺盛です。


チョウセンブナ

エサを探す仔魚(2013年8月)


 仕草を見ていると飽きません。


チョウセンブナ

プラ舟で10㍉以上に成長した稚魚(2013年8月)


 一番最初に孵化したものだと思います。透明感は無くなり、姿形や仕草まで成魚と変わらなくなってきました。もう市販の餌を食べてくれると思います。成魚が近づくと慌てて逃げ出しますが、その動きは俊敏です。

 チョウセンブナを飼育しているプラ舟は、数年前からまったく中身が変わっていません。西日が当たるので簾をかけていますが、それでも午後はたいへん明るい環境です。しかし不思議なことに水温はそれほど上がらず、魚にとってはいい環境が出来上がっています。おそらく水草のおかげだと思っています。


チョウセンブナ
3年前のプラ舟(2010年7月)

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チョウセンブナ(ゴクラクギョ科ゴクラクギョ属)
 1914年頃に朝鮮半島から移入されたので、このような名前がつけられたのでしょう。空気呼吸は鰓腔(さいこう)の上部に第1鰓弓(さいきゅう)の上皮が発達して形成された迷路状の器官を備えていて、この器官で行っています。

 稚魚は1年で成熟するので、これからの成長が楽しみです。


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テーマ : 淡水魚
ジャンル : ペット

アユ

このページでは淡水魚のアユを掲載しています。


 アユ釣りをする人は、夏の口丹波各地の河川で見られます。
 口丹波の川を泳ぐアユは、海から遡上する、いわゆる天然物ではなく、琵琶湖などで育った稚アユを放流したものです。昔、知り合いのアユの友釣り名人に聞いた話ですが、アユが多くいる川は、川岸に立つとスイカの匂いがするのだそうです。アユはワカサギなどと同じキュウリウオの仲間で、本当にスイカの匂いがするようです。

 アユの友釣りは、縄張り意識の強いアユの闘争本能を利用した釣りで、マスターするのに数年、または10年以上かかるといわれる、日本人の観察力と知恵が生んだ芸術的な釣り方です。しかしここ数年来、琵琶湖産の放流アユの闘争本能が薄れてきて、おとりアユを近づけてもケンカをしなくなり、なかなか釣果が上がらなくなってきていると聞いたことがあります。

 川面に顔を近づけて、澄んだ流れの中を覗くと、確かに数尾の大人のアユが、小さな群れを作るようにして泳いでいる光景が見られます。


アユ

仲良く(?)泳ぐアユ(由良川上流)


 大変見辛くて恐縮ですが、写真には5尾のアユが写っています。8月中旬で、近くでは多くの釣り師が、長いアユ竿を出していました。これらのアユたちは、互いに牽制仕合うこともなく底石についた藻を食んでいました。

 放流したての稚魚の時、アユは群れて暮らしますが、成長と共に群れから離れるものだと思っていました。しかしそれが、そうでもなさそうです。琵琶湖産のアユは現代の学校教育を受けているかのように、皆が仲良しになっているようです。もっとも人間の方は、上辺だけのようですが。


アユ

こちらは3尾連れのアユ(上桂川支流)


 仲良くなったアユの話はこの辺にして。

 旬のアユはやっぱり養殖アユではなく、こうして清流で釣られたアユが食べたいものです。ところがアユは、実際にはさほどきれいでない川でも暮らせる魚です。このページに掲載しているアユは、大河川の上流域のもので、これらの場所ではアマゴやヤマメといった渓流魚も棲息している、まさに清流のアユですが、同じ口丹波でも中流域になると、水は随分と濁っています。透明度が低く濁った川にもアユは放流されています。しかしさすがにそのような川と上流の澄んだ川では、釣り人の数が違います。誰もが、同じ食べるならきれいな水に棲むアユが食べたいと思うからです。冒頭に書いたスイカの匂いは、きれいな川に棲むアユが放つ匂いなのです。


アユ

この2尾は牽制仕合っていました(上桂川支流)


アユ

護岸の石についた藻を食べるアユ(上桂川支流)


アユ

アユ(上桂川支流)


 今年は美味しいアユをまだ食べていません。清流を泳ぐアユを見ていると、塩焼きのアユと、美味しいお酒のことしか考えられませんでした。


上桂川
清流に竿を出す釣り師の姿は、この時期の風物詩です(上桂川本流)

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アユ(キュウリウオ科アユ属)
 本来、稚魚の間は海で過ごしますが、琵琶湖流入河川では琵琶湖で育ちます。
 友釣り期間が終わると、網を使った漁にかわります。若いアユもいいですが、落ちアユも美味しい食材です。以前滋賀県の友人からもらった子持ちアユの昆布巻も忘れられない味の1つです。


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テーマ : 口丹波
ジャンル : 地域情報

久々の新入り ウキゴリ

このページでは日本産淡水魚のウキゴリを掲載しています。


 亀岡盆地を流れる大堰川(桂川)に生息する魚種は、琵琶湖ほどでもないにしろ、かなり豊富な方だと思います。その大堰川から農業用水を引く盆地内の各河川にも多くの魚が泳いでいます。

 管理人は子供の頃から魚とりが好きで網ですくったり、ミミズで釣りをしたりしていたのですが、このウキゴリを捕えたのは今回で2回目です。前回はもう20数年前になります。その時は地区内の水路で2尾釣りあげました。

 ウキゴリとはその時以来の再会です。


ウキゴリ

20数年振りに見たウキゴリ  約6㌢ほどの若魚


 管理人は長くオヤニラミという淡水魚を飼育していることは、過去に当ブログで書きました。そのオヤニラミは動物食のため、普段は冷凍のアカムシや乾燥オキアミ、たまに生きたドバミミズなどを与えています。しかし冬場は水槽を保温しないため殆ど餌を食べなくなってしまいます。かと言って何も食べずに冬越しできるかというと、それはできません。そんなオヤニラミに付きっきりで世話をすることもできません。ですから彼らが食べたい時に餌がある状態にしてやる必要があるために、冬季限定で生きたスジエビを水槽に投入しておきます。そうするとオヤニラミは飢えることはありません。

 そのスジエビを捕りに、家から100㍍ほど歩いた先の細い水路へ行った時のこと、浅い水路を覗くとスジエビが多くいて、一冬分ぐらいは十分捕れるなと思い網ですくうと、このウキゴリがエビに混じって網の中にいたのです。エビの棲む細流は湧き水で、水は地上に現れてから農業用水兼防火用水池に落ちるまで、ほんの50㍍ほどしかないのに、その間で捕れたので驚きました。「いるはずないのに!」と。


ウキゴリ

急遽用意した水槽内をウロウロするウキゴリ


 水槽も古くなるとコーキングが劣化して水漏れを起こします。一時は大小10本以上あった水槽も、今魚の飼育用に使っているのは5本だけで、現在ウキゴリが入っている水槽は、たまたま今月コーキングを打ち直して修理をし終えたばかりの水槽です。今のところ水は漏っていないので、見栄えはよくないですが隙間はないようで一安心です。


ウキゴリ
アクアリウムの仲間入りをしたウキゴリの顔

 ウキゴリの同居人はアブラボテ♂1尾とスジエビ多数です。餌は乾燥オキアミを食べてくれました。


アブラボテ

一人は淋しかろうと混泳させているアブラボテ


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ウキゴリ(ハゼ科ウキゴリ属)
 北海道、本州、九州に分布。成魚で13㌢ほど。汽水域から中流域までの流れの緩やかな淵などに棲んでいます。餌は動物食で水生昆虫やヨシノボリの稚魚などを捕食します。産卵期は5月中頃から6月下旬頃までで、水温が15℃を超える頃から産卵を始めるようです。
 後から考えると、今回いるはずもない川にいたのは、川の隣に休耕田があり、そこは溜め池になっていて鯉が飼われていました。鯉の稚魚が放流される時に混じっていたのが脱走したのではないかと思われます。


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アユモドキ

このページでは国の天然記念物に指定されている在来魚のアユモドキを掲載しています。


 アユモドキは1977年に国の天然記念物に指定され、2004年には国内希少野生動植物種に指定され、環境省のRDBでは絶滅危惧IA類(CR)、京都府のRDBでは絶滅寸前種とされています。京都府RDBの選定理由には以下のように記されています。

 「国指定の天然記念物(地域定めず)であり、現在では京都府八木町付近の桂川水系の用水路と岡山県旭川水系での個体群が知られるのみで、それ以外の分布地での個体群は壊滅状態と考えられる。」

 しかし八木町(南丹市)ではアユモドキの生息に無配慮な開発により既に絶滅し、亀岡市においては「亀岡市保津地域アユモドキ保全協議会」や「NPO法人亀岡人と自然のネットワーク」等の地道な努力によって、年々数が増えて来ていると聞きます。

 そんなアユモドキが亀岡市の文化資料館で見られるという新聞記事を見て、こんなチャンスはそうそう無いのではないかと思って行ってきました。


アユモドキ

隠れ家のパイプから顔だけ出しているアユモドキ  つぶらな瞳が可愛い魚です


 今回展示されているアユモドキは滋賀県の琵琶湖博物館から借り受けたものだそうで、水槽には5尾入っています。市内に生息していても、天然記念物だからそれを捕まえて展示することはできないのでしょう。
 アユモドキは臆病な性質のため、みなパイプの中に隠れていてなかなか全体の姿を見せてくれません。


アユモドキ

アユモドキのアクビ  口を大きく開けているのがわかるでしょうか?


アユモドキ
フィルターの後ろに1尾隠れていました
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アユモドキ

やっと少し泳いでくれました


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アユモドキ(ドジョウ科アユモドキ属)
 魚類で国内希少野生動植物種に指定されているのは、現在魚種ではミヤコタナゴ、イタセンバラ、スイゲンゼニタナゴ、とアユモドキの4種だけなのだそうです。
 このような希少種を必死で守ろうとする人がいれば、高値で売り買いをする密猟者や身勝手な客がいます。たかが魚ですが、色々な事を考えさせてくれる魚でもあります。

 当ブログ内関連記事はコチラ

 なお、亀岡市文化資料館の住所は、亀岡市古世町中内坪1番地。アユモドキの展示は8月31日まで(月曜日は休館)で入場は無料です。


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