ビオトープの四季 初夏の換水

このページでは自宅ビオトープの初夏の様子を掲載しています。


 春頃からやろうと思っていたビオトープ(実際には小さな水溜り)の水換えを、ズルズルと先送りしてようやく6月の頭に決行しました。今年の春は肌寒い日が多かったので、延ばしのばしになっていたのですが、この日は暑くて汗をかきました。

 ただそうは言っても、寒い時期にするような大がかりな掃除はせずに、水は完全に抜かず、魚やヤゴを一時非難させることもなく、底に溜まった落ち葉や泥を手で取り除くだけの大雑把な掃除です。

 水は藻類によって青く濁っていましたが、新芽を出したばかりの水生植物を動かしたくないために、今の時期の掃除はいつもこの程度にしています。
 青く濁った水は毎年のことで、ハシカのようなものだと思っています。植物の葉が繁ると自然と澄んでくるものです。


ビオトープの掃除

水を抜く前のビオトープ


 右端ではコウホネの葉がのびています。コウホネは水中葉も活発に広げています。
 右下の赤紫色をした丸葉はヒメスイレンで、その左隣の青い葉はヒルムシロです。見辛いですがヒルム
シロは花茎を水上に出しています。
 左端の細長い葉はイグサで、現在開花中です。
 また写真中央やや右の細い葉はカンガレイで、カンガレイは水中葉もたくさん出しています。
 その他アサザの小さな丸葉が浮いていて、水中にはマツバイ(ヘアーグラス)やオモダカが生長中です。


ビオトープの掃除

水抜き開始


 このビオトープの水を抜くのに欠かせないのが、バスポンプです。風呂の水を洗濯機に移すためのポンプですが、これは大変便利な道具です。


ビオトープの掃除

水抜き終了


 植物はすべて鉢植えで沈めています。その種類によって、深い場所と浅い場所に分けて配置しています。もっともコウホネは大きくなり過ぎて、根全体の70%は鉢からはみ出していますが……。
 この段階で鉢の隙間の枯れ葉(このビオトープの場合は主にマツ葉)と泥や石、また捕獲出きればまだ若くて小さなウシガエルなどを排除します。(トノサマガエルは駆除しません)
 右下のプラケースには大磯砂が入っていて、二枚貝が入れてあったのですが、すべて死滅していました。この容器の砂だけはきれいに水洗いをしてセットし直しました、

 一通りザックリと掃除を終えると、ホースで1度溢れるところまで水を入れて、水面に浮いたアクや細かな埃を流します。この時には、水面を泳ぐメダカがゴミと一緒にこぼれ落ちないように注意が必要です。


ビオトープの掃除

満水状態に回復したビオトープ


 当然のことですが、水の青みは取れていません。しかしそんなことは大した問題にはならないので、これで次回の掃除まで、およそ5ヵ月は放置状態とします。
 水抜きスタートから完了までの所要時間は約1時間30分とズボラな掃除です。

 掃除した翌日、水面ではお腹に卵を抱えたメスを一所懸命に追いかけるオスのメダカが観察され、ビオトープの縁に繁茂したシダに目をやると、ヤゴから羽化したばかりのトンボ(おそらくオオシオカラトンボ)の羽を乾かす姿が見られました。


ビオトープの生き物
ヤゴ(左下)から羽化したトンボ

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 こんなに小さな水溜りでも、多くの生き物の命の営みが観察でき、結構楽しいものです。


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ビオトープの四季・夏七月

このページでは拙宅のビオトープの季節による移り変わりを掲載しています。


 4月末の大掃除以来の記事になります。
 5月と6月はこれといった変化もなく過ぎていきました。とは言ってもやはり徐々に水は濁っていき、植物は大きく生長するものもありました。気温の上昇と共に魚たちは元気に泳ぎ回るようになり、特にメダカは卵をお腹にくっつけたメスが、どこに卵をくっつけようかと思案しながら水草の間を忙しそうに泳いでいます。

 7月に入って、ヒメスイレンの浮葉が広がってきて、ようやく水面が賑やかになってきました。


ビオトープ(7月)

ビオトープ全体


 写真右下には2鉢沈めているヒメスイレンの浮葉の数が増えてきて、その上の方にはコウホネの水上葉が次々と出てきます。カンガレイも長くのびて先端近くでは花が咲きました。


ビオトープ(7月)

カンガレイの花


ビオトープ(7月)

そのカンガレイを食べにきているキリギリス属の幼虫


ビオトープ(7月)

イグサは花が終わって果実を結んでいます


ビオトープ(7月)

水中から花茎をのばして小さな花を咲かせたオモダカ


 今年はオモダカに水上葉を出させようと浅い位置に置いておいたのですが、今のところ水中葉しか出ていません。水田では稲がそこそこ生長した8月ごろから稲刈り後の秋までがオモダカの花期ですが、ビオトープでは少し早く咲きます。これは水田のオモダカは種から育ちますが、ビオトープのオモダカは水中で前年の水中葉を残したまま越冬するためだと思います。

 また水中の方も賑やかになってきました。


ビオトープ(7月)

カボンバの美しい緑が増えてきました


ビオトープ(7月)

越冬芽で冬を越したイトモも随分と密生状態になってきました


 水中にはこの他にエビモやマツモなどがこれから増えてきます。これ以上増えると魚の泳ぐスペースが狭められるので、これからはマメにトリミングをしてやらなくてはなりません。

 先日訪ねた亀岡市の花山植物園ではコウホネが開花していました。このビオトープではガガブタやアサザはまだちっぽけな浮葉しか出していませんが、コウホネやヒメスイレンとともに半月後ぐらいから徐々に花が見られるのではないかと思います。

 プラスチックケースの最小ビオトープの方は、大掃除の時に株分けをしたコウホネが元気に葉を出しています。ミズユキノシタやマツバイも新芽をのばしてきました。


ビオトープ(7月)

小さな容器ですが、環境は保たれているようです


 このケースにはボウフラ対策にヨシノボリを1尾だけ入れています。時々元気な姿を見せてくれます。

 そして最後に大きい方のプラスチック容器のビオトープでは、マツモが大繁殖しています。アサザとガガブタの浮葉ものびてきました。これらの浮葉はすぐに水面を覆い尽くします。


ビオトープ(7月)

真上から見た現在の状態


ビオトープ(7月)

中を覗き込むカマキリの幼虫


ビオトープ(7月)
ヌマエビ
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ビオトープ(7月)

イトトンボのヤゴ


 この容器の中にはタイリクバラタナゴ数尾と2枚貝が暮らしています。エサは与えていません。藻類や落下昆虫などを食べて生きています。

 全体的に植物の葉で多くの直射日光が遮られるようになってくると、自然と水の透明度は良くなります。また水温も、気温が30度以上の日が数日続いても、水面近くはかなり上昇しますが底近くは26度程度までに抑えられ、水槽内よりは生物たちにとって過ごし易いように思えます。高温に弱いコウホネが毎年元気に育つので、心配はしていません。

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ビオトープの四季・春四月

このページでは拙宅のビオトープの季節による移り変わりを掲載しています。



 4月29日になってようやくビオトープの掃除ができました。本当は池の水を完全に抜いたあと、2、3日は天日に干しておきたいところですが、今回は時間的に余裕がなかったのでゴミを取り除くとすぐに満水に戻すだけの掃除です。

 順序は ①ビニールプールに半分だけ水を入れてビオトープ内の水草を移します。 ②ビオトープ内の生物を別の容器に一時避難させます。 ③残った生き物に気を配りながらビオトープの水をすべて汲み上げます。 ④底に堆積している落ち葉や泥を取り除きます。 ⑤ある程度ゴミが除去できた段階で水草の鉢を戻し、それぞれの配置を決めます。 ⑥配置にが決まると新しい水でビオトープを満たし、生物を放ちます。

 ざっとした掃除ですが、後片付けまで入れるとそれでも半日はかかり、腰もかなり痛い作業です。


ビオトープ・4月

ビニールプールに移した水草


ビオトープ・4月

水草撤去後の池  結構濁ってます


 この段階で魚を網ですくいます。水面すれすれを泳ぐメダカはすべて捕獲できましたが、タナゴなどを完全にすくい取ることはできません。


ビオトープ・4月
桶に避難した魚やヤゴ
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成型池

ビオトープ・4月

水を抜き切った池  本当はこの状態で塩などを蒔いて数日おきたいのですが…


ビオトープ・4月

水草や二枚貝の入った容器の配置を決めます


 この配置は見栄えではなく、直射日光の当たり具合で決めます。二枚貝の入った容器などは直射日光が当たる時間が最も短い場所を選んでいます。
 池に戻す前にカンガレイやヒルムシロのような増えすぎた植物は数を減らし、コウホネの長くのびた根茎をカットしたりしたので、随分とカサは減りました。


ビオトープ・4月

水草を置くとすぐに満水にしました


 魚やヤゴを池に戻して完了です。ヤゴは100匹近くいました。メダカもタイリクバラタナゴもチョウセンブナも健在でしたが、ホトケドジョウだけが1尾しかいませんでした。このビオトープは大雨の日に水が溢れる作りになっているのが欠点で、その時にホトケドジョウが脱走することが過去にもありました。大食漢のホトケドジョウは、餌を求めて池の外へ出たのではないかと思います。それにしても残念です。


ビオトープ・4月

1尾だけ残ったホトケドジョウ  我家の個体は池で飼育するとこのように赤く育ちます


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 不要なものが除去されて少し広くなり、水も澄んだビオトープ内で、魚たちがゆったり泳ぐ姿を観察することができるようになりました。ただ魚やヤゴにとって澄んだ水がいい環境かどうかは彼らに聞いてみないとわかりません。掃除はあくまで人間の勝手な判断でやることで、特に一切エサを与えないビオトープでは、落下昆虫はいるとしても彼らはしばらくひもじい想いをするのではないかと思います。


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ビオトープの四季・春三月

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 過去の記事にも何度か登場した拙宅の小さなビオトープ。本当なら水が少し温む3月下旬に水を抜いて大掃除をしたいと思っていたのですが、今年は寒い日があまりに多くてまだ手が付けられていません。今朝もバケツの水には氷が張っていて、氷点下の朝でした。

 それでも晴れた日中などは、メダカたちが水面近くをのんびりと泳ぐ姿が見られるようになってきました。


ビオトープ(11年3月)

拙宅のビオトープ(3月)


 周囲のシダもコケも雑草も伸び放題です。ヒルムシロの昨年の浮葉もそのままです。松葉やサクラの大きな葉も浮いていたり、沈んでいたりで大変です。


ビオトープ(11年3月)

鉢からはみ出て伸びたコウホネの太い根茎  1年で相当伸びます


 天気は良くても寒風が吹く日が多いので、なかなか掃除はできません。底には落ち葉や泥がかなり堆積していますが、それでも夏と違って水の透明度は高いです。


ビオトープ(11年3月)
二枚貝
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 写真の二枚貝は共に生きていました。それでも数がずいぶん減ったので夏までに何個か投入したいのですが、これまで採取していた近所の小川が圃場整備のためにU字溝になってしまい困っています。


ビオトープ(11年3月)

ビオトープのメダカ(3月) 今春は例年より多く生存しているようです


ビオトープ(11年3月)

ビオトープのタイリクバラタナゴの♂(右)とメダカ(3月)


ビオトープ(11年3月)

ビオトープのチョウセンブナ(3月) シャイな魚はしっぽだけ見せてくれました


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 厳しい冬の寒さを耐えてきた、これらの魚たちが産卵期を迎えるまでに何とか掃除をしたいのですが、掃除には丸一日を要するのでなかなか予定が立ちません。


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コウホネ




 ビオトープでコウホネの花が咲きました。子供時代に近所の小川に自生していたコウホネは、度重なる河川改修工事によって姿を消しました。そのコウホネを自宅で育てたいという想いでビオトープを作っただけに、毎年この花が咲くと嬉しくなります。


コウホネ

コウホネの花


コウホネ

コウホネのツボミ  周りにある細い葉の水草はイトモ


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 ビオトープを作る前に、一度だけコウホネを通販で購入してアクアリウム水槽に入れたことがあります。コウホネの水中葉の柔らかな葉形を楽しみたかったためですが、結局夏場に枯らせてしまいました。水温の上昇が原因です。おそらくコウホネは水温25度ぐらいまででないとダメなようです。ビオトープでは真夏でも底の辺りはヒンヤリとしてるので、どんどん生長しています。このコウホネも前回同様通販で購入したものですが、購入時に植えた浅鉢から太い根茎を伸ばし、購入した3年前に比べると5倍以上も大きく育っています。水面下にはコウホネの水中葉がビッシリと広がっています。

コウホネ

コウホネの水中葉


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コウホネ(スイレン科コウホネ属)
 水上葉は同じビオトープ内のヒメスイレンの葉に較べるとやや細長い葉で、また厚みがあり水面に浮かぶというよりは、水上に突き出るといった感じです。それに対して水中葉は薄く繊細で、また美しく、ビオトープ内での存在感は十分です。金魚のように植物食の魚を投入する時にはこの葉が食べられないように注意が必要な気がします。

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